名古屋市の粗大ごみが、**2026年10月1日の収集分から変わります。**変わるのは2つです。
- 粗大ごみの定義が「30センチ角を超えるもの」から「容量45リットルの指定袋に入らないもの」へ
- 処理手数料の区分に 2,000円と2,500円が新設され、品目ごとの金額が見直される
値上げの話として語られがちですが、実際には上がる品目と下がる品目の両方があります。シングルベッドは1,500円から1,000円に下がり、スプリング入りマットレスは1,000円から2,000円に上がります。
先に結論だけ書きます。
手数料は「申込日」ではなく「収集日」で決まります。 収集日が2026年9月30日までなら現行料金、10月1日以降なら新料金です。 名古屋市の粗大ごみ収集は月1回で地域ごとに日が決まっているため、9月中の収集日に間に合わせたい場合は、残りの日数に余裕がありません。
以下、変更点を順に整理します。
1. 粗大ごみの「対象」が変わる
| 2026年9月収集分まで | 2026年10月収集分から | |
|---|---|---|
| 粗大ごみの定義 | 30センチ角を超えるもの | 容量45リットルの指定袋に入らないもの |
判定の基準が「大きさ」から「袋に入るかどうか」に変わります。45リットルの指定袋に収まり、口をしっかり結べるものは、可燃ごみ・不燃ごみ・プラスチック資源として出せることになります。
注意点が1つあります。**袋の口が結べない出し方は粗大ごみの扱いです。**具体的には、
- ガムテープで口を留めている
- 袋を2枚使って上から覆いかぶせている
この2つは、市の案内で明示的に「粗大ごみとなる」とされています。
また、45リットルの袋に入らなくても粗大ごみにならない例外品(かさ・食器・調理器具・清掃用具の一部)があります。逆に、袋に入っても工場での処理が難しいもの(コンクリートブロック・レンガ・瓦・ダンベルなど)は別の扱いになります。
2. 手数料の新旧一覧(主な品目)
現行は250円・500円・1,000円・1,500円の4区分でした。改定後は2,000円と2,500円が加わり、6区分になります。
上がる品目
| 品目 | 2026年9月まで | 2026年10月から |
|---|---|---|
| マットレス(スプリング入り) | 1,000円 | 2,000円 |
| ベッド(ダブル以上・2段以上) | 1,500円 | 2,500円 |
| 食器棚(最大の辺120cm超) | 1,500円 | 2,500円 |
| 物置(解体した状態) | 1,000円 | 2,500円 |
| 電子オルガン | 1,500円 | 2,500円 |
| 仏壇 | 1,000円 | 2,000円 |
| 電子ピアノ(脚付き) | 1,500円 | 2,000円 |
| たんす(最大の辺120cm超) | 1,500円 | 2,000円 |
| たんす(最大の辺120cm以下) | 1,000円 | 1,500円 |
| 食器棚(最大の辺120cm以下) | 1,000円 | 1,500円 |
| 洗面化粧台 | 1,000円 | 1,500円 |
| 自転車 | 500円 | 1,000円 |
| 食器洗い乾燥機 | 500円 | 1,000円 |
| 湯沸器 | 500円 | 1,000円 |
| 物干し台(支柱・重りを含む) | 500円 | 1,000円 |
| 鏡台(いすを含む) | 500円 | 1,000円 |
| 水槽(最大の辺100cm以下) | 250円 | 500円 |
| 三輪車(幼児用) | 250円 | 500円 |
| カラーボックス(最大の辺120cm以下) | 250円 | 500円 |
下がる品目
| 品目 | 2026年9月まで | 2026年10月から |
|---|---|---|
| ベッド(シングルサイズ) | 1,500円 | 1,000円 |
| ソファー(2人用) | 1,500円(応接いす2人以上) | 1,000円 |
| 電子レンジ(単機能) | 1,000円 | 500円 |
据え置きの品目
布団・こたつ布団(2枚まで)250円、物干し竿250円、照明器具250円、扇風機250円、炊飯器250円、掃除機250円、スーツケース250円、じゅうたん(6畳以下)250円、ソファー(1人用)500円、石油ストーブ500円、ゴルフ用具500円、机(両袖)1,000円、流し台1,000円、畳(1畳)1,000円、書棚1,000円・1,500円。
上の表は主な品目を抜き出したものです。**すべての品目と正確な区分は、名古屋市の案内でご確認ください。**表に記載のない品目については、環境局作業課への問い合わせが案内されています。
3. 区分の「測り方」も変わっている
金額だけでなく、サイズの判定方法が変わった品目があります。見落としやすいのはここです。
| 品目 | 現行の判定 | 改定後の判定 |
|---|---|---|
| たんす | 高さ120cm未満かつ幅90cm未満 | 最も長い辺が120cm以下 |
| 食器棚 | 高さ120cm未満かつ幅90cm未満 | 最も長い辺が120cm以下 |
| 書棚 | 高さ120cm未満かつ幅90cm未満 | 最も長い辺が120cm以下 |
現行は高さと幅の2辺で判定していましたが、改定後は最も長い辺の1つだけで決まります。奥行きが長い家具は、これまで安い区分だったものが上の区分に入ることがあります。
4. 9月中に出したほうが安いもの、10月以降でよいもの
手数料は収集日で決まります。申し込んだ日ではありません。
9月中の収集日に間に合わせる価値があるもの
スプリング入りマットレス(1,000円差)、ダブル以上・2段ベッド(1,000円差)、大型の食器棚(1,000円差)、物置(1,500円差)、仏壇(1,000円差)。差が1,000円を超えるのはこのあたりです。
急がなくてよいもの
シングルベッド(10月以降のほうが500円安い)、2人掛けソファー(500円安い)、単機能の電子レンジ(500円安い)。
どちらでも変わらないもの
布団、物干し竿、照明器具、1人掛けソファーなど、据え置きの品目。
ただし、名古屋市の粗大ごみ収集は**月1回で、地域ごとに収集日が決まっています。**この記事の公開時点(2026年8月24日)から9月中の収集日までに、申し込みが間に合うとは限りません。急ぐ場合は、粗大ごみ受付センター(フリーダイヤル 0120-758-530/インターネット申込も可)で、お住まいの地域の次の収集日をご確認ください。
5. 変わらないこと:家電4品目は今回の改定に関係しない
**エアコン・テレビ・冷蔵庫(冷凍庫)・洗濯機(衣類乾燥機)**は家電リサイクル法の対象で、もともと名古屋市の粗大ごみでは収集されません。今回の改定でこの扱いは変わりません。
この4品目は「リサイクル料金」と「収集運搬料金」の2つがかかります。リサイクル料金はメーカーと品目で決まっており、家電リサイクル券センターの検索で品番から確認できます。
家庭用パソコン、処理困難なもの(ガスボンベ・耐火金庫・消火器・自動車用タイヤ・二輪車など)も、引き続き市では収集されません。
6. 手数料が上がることで、判断はどう変わるか
正直に書きます。**自分で指定場所まで運び出せて、収集日まで待てるなら、改定後でも市の粗大ごみのほうが安いです。**布団を2枚出すのに250円で済む方法は、ほかにありません。
判断が変わるのは、次のような場合です。
- 点数が多いとき。 改定後にダブルベッドのフレーム(2,500円)とスプリングマットレス(2,000円)とたんす(2,000円)を出すと、それだけで6,500円になります。搬出の手間は別途かかります。
- 運び出せないとき。 手数料が上がっても、階段から下ろす作業は自分でやる前提です。ここは金額の問題ではありません。
- 収集日まで待てないとき。 月1回の収集日を逃すと、次は1か月後です。
当社の場合、軽トラック積み放題が11,000円〜(税込)です。1点あたりで比べれば市のほうが安く、まとめて出すほど差が縮まります。**見積もりは無料で、現地で確定した金額から追加料金はいただきません。**判断の材料としてお使いください。
品目ごとの詳しい手数料と運び出しの実務は、品目から探すページにまとめています。市の粗大ごみと業者の比較は、こちらの記事で整理しています。
出典:名古屋市「粗大ごみ処理手数料の例」(ページID 1012185・更新日 2026年7月31日)、「令和8年10月から、粗大ごみの対象が変わります」(ページID 1050522・更新日 2026年8月13日)、「粗大ごみの分け方・出し方について」(ページID 1033988・更新日 2026年7月10日)。**2026年8月24日に確認した内容です。**最新の情報は名古屋市の公式案内でご確認ください。